すをばふのおもちゃ箱

2017年3月5日日曜日

映画「アサシン クリード」が最高だった話













映画「アサシン クリード」見てきました!!!
すごい!!!
いやーすごい。
10年ファンやってて良かったなって言える映画だった。(ちなみに私は1作目から最新作まで全て遊び、それだけで満足できず未翻訳の小説やコミックの設定も研究し、このアサシンクリードユニバースを知り尽くそうと頑張っているスターウォーズとアサシンクリードの名を持つものは全て買わなければいけない呪いを背負ったオタクです)
初日に2回、吹き替えと字幕で1回ずつ見ただけですが、そんなファン的に見てどこが感動したか、どこが引っかかったかを書いていこうと思います。(3回見たのでちょっと追記した)
映画徹底解説ネタバレ全開!!




大体ゲームの実写化なんてコスプレか全然別物かの二択なんです。
ところがアサシンクリードは原作再現が完璧。
衣装や武器が全然コスプレじゃないし、ゲーム内のスーパーアクションを全て生身で再現。
ゲームの小ネタが満載だし初見を振り落としにくるストーリーまで完全再現。(何でそこまで再現した)
語りだしたら止まらないので、映画開始からストーリーを脳内再生で振り返り、湧いてきた感想を順番に書いていこうと思う。




まずは製作会社のロゴ。
20世紀FOXファンファーレが鳴り響く。(スターウォーズ中毒なので感動)

見慣れたUBIロゴの映画版が流れて2度目の感動。



そして冒頭1秒目、観客はいきなりアサシンクリードの世界に引きずり込まれる。
アサシン教団の本部にクロースアップするカメラ。中では怪しげにブレードの鋳造。アギラール入団の儀式で薬指を切断。ブレード装着。信条読み上げ。もうここだけで100点満点。
アサシン教団の怪しさ、不気味さを出すのが上手い。カーゼル監督の映像は芸術品みたいな美しさだ。(たまに鬱陶しい時もあるが光を使った表現が実にいい)
薬指を切らなくてもいい時代に指を切るのはきっと同志の誓いみたいなりゆうがあるんでしょうね。


そういえば冒頭のテロップ。
吹き替え版だと我らがデズモンド・マイルズこと東地宏樹さんのナレーション読み上げ!
これが実は大サービスで、字幕だとナレーションはなく字幕が出るだけなんです。
本来声のないところに特別に東地さんの声が入ってるんです。
すごい日本専用の大サービスでしょ?






アサクリⅢの鷹が飛ぶシーン
ユニティ
シンジケート
映画


少年時代のカラム
ところ変わって鷹の飛翔シーン。もはやゲームでは毎作おなじみのこれを入れるなんてわかってるねぇ!
時代はいつだろうと思ったら1987年のメキシコ。
主人公カラム・リンチの少年時代だ。
自転車で無茶なことするのが好きなパーカーの少年が家に帰ると母親が死んでいた。
隣にはフードをかぶってアサシンブレードを持つ父が「ラーシェイア・ワキュン・ムトラクベイル・クルンムーキン」と、自分に言い聞かせるようにアラビア語の信条を唱えている。
ラジオからはパッツィー・クレインの「クレイジー」が聞こえてくる。
自宅の前にはアブスターゴの実働部隊の車が何台も集合。車内にはテンプルクロスと逮捕の瞬間を見つめるアラン・リッキン。(30年前なのにすでに老けてるなぁ)
屋根を走って逃げるカラム少年のパルクールも、木の板を走ったり着地で転がったりするのがゲームっぽくてよかった。
やはりデズモンドみたいに少年時代から修行していたんだろうか。エツィオやヘイザムのようにアサシンのそれとは知らされずにスキルの習得だけはしていた可能性も感じた。

1987年といえば、ほぼ同時期にダニエル・クロスの洗脳やウィリアム・マイルズが盗んだアニムスの設計図をロシアの教団に渡して作らせたりしていた時期だなぁ、とか思いながら見ていた。



そして月日が流れて30年。
マドリードのアブスターゴ財団リハビリセンター
カラム・リンチはポン引きを殺して死刑判決を受けていた。
2016年10月21日の午後6時。彼の死刑は執行された。しかし、そこにはカラム逮捕の情報を知ったテンプル騎士の陰謀が・・・。
死刑により社会的には死んだことになったカラムは、仮死状態にされアブスターゴの研究施設へ送られる。
カラムをここに連れてきたソフィア博士は「力を貸して。私もあなたの力になる」と言う。

ここはソフィア・リッキンが取り仕切るアブスターゴ財団リハビリセンター。
映画ではアブスターゴのことを「アブスターゴ財団」と呼称しているように(配給宣伝などで)見受けられるが、実際は「アブスターゴ財団リハビリセンター」をそう呼んでいるだけである。
親会社は父親のアラン・リッキンがCEOを務めるアブスターゴ・インダストリーズ。(アブスターゴ・エンターテイメント同様の子会社だ。)
表向きではリハビリセンターだが、その実態は集めた被験体をアニムスに放り込んであれこれ調べる施設。
ソフィア博士の目的は人類の攻撃的性質や暴力衝動の原因を特定し治療すること。
吹き替え版ではMAOAと呼ばれていたが、字幕だと暴力性遺伝子なる名前が付いていて何のことだかようやく理解できた。

ソフィア・リッキン博士









アサシンクリードにソフィアという名前が出るのは実は2回目。
遡ること6年前。2011年に発売した「アサシン クリード リベレーション」のオンラインを遊ばないと拝めないアブスターゴファイル。
その稼働中の計画一覧に「ソフィア計画」というものがあった。

ソフィア計画

その内容は「細胞を詳しく分析することで、その中の情報がどれだけ自身の発達に影響しているか知り、将来的には病気の予防に使えるかも」といったものだ。
これは、先祖代々遺伝子に刻み込まれた暴力性を治療するというソフィア博士の研究とも一致するように思える。
もしかするとこの設定を見た監督たちが、名前だけの設定だったソフィア計画からソフィア博士というキャラを創造し、ゲームのボスキャラ的存在のアラン・リッキンの娘にしたのかもしれない。そんな本編には一瞬も出てない設定なのに拾うなんてすごい。(ファンでも忘れてるぞ)


1作目のアラン・リッキン
父親のアラン・リッキンの方はどうか。
彼はゲームの一作目に登場し、シリーズを通して重要そうな内容のメールを色んなキャラクターに送るなど暗躍してきた現代のテンプル騎士のリーダー的なキャラクター。
ちなみに一作目はハゲデブだったが、実写化でキャスティングされたのはジェレミー・アイアンズ。
突如、渋いイケオジに進化した。
アサクリ3のアラン・リッキン
実はアサシンクリード3のオンライン高レベル達成者だけが見られる映像にもそれらしい姿が映っている。
これはアラン・リッキンだと明言はされていないが、雰囲気は映画の彼にそっくりだ。
1作目からここまでの5年間で、ビジネスマンはスーツというイメージが、カシミアのセーターの似合う人に変わったのだろうか。役者の雰囲気がそっくりなので、これを参考にキャラを創造したと思われる。

ソフィア博士もアラン・リッキンも目的は同じくエデンのリンゴを見つけて暴力を世界からなくすことだが、それぞれその手法はまったく違う。
ソフィアは本気で暴力の治療を考えており、カラムや囚人もとい患者たちに優しい。本施設内での患者への暴力は基本的に禁じられている。ゲーマーならおわかりかもしれないが、被験者がスタッフからホテルのような待遇を受けて自由に暮らしている姿はかなり異様だ。暴力をなくそうとするソフィアが運営する施設だからこそだろう。
一方アラン・リッキンはリンゴさえ手に入れば患者はどうでもいい。人類の思考をコントロールして争いをなくしてしまえばいいと考えている。




そして最初のアニムスセッション。
アニムスに繋がれアサシンブレードを装備したカラムは、先祖の記憶がそうさせるかのようにアサシンブレードを起動する。
気がつくとそこは1491年スペイン・アンダルシア。(小説では1491年だが、映画では1492年になってる。どうしたらいいんだろう)グラナダ包囲戦の戦場に立つご先祖アギラールの記憶を追体験していた。
この時アギラールは入団して数ヶ月の新人である。

スルタンの持つエデンのリンゴを欲したトマス・デ・トルケマダが、彼の息子である王子を誘拐するために送り込んだ兵と戦うアギラールと仲間たち。
王子を乗せた馬車とアギラールの馬のチェイス。馬車に飛び移ったアギラールは敵を外に放り出す。暴走した馬車は崖から転落するが、アギラールはブレードに装着したロープランチャーで生還するが、敵に捕まってしまう。
ソフィアの号令で停止するアニムス。
アニムスセッションから戻ったカラムの目には、先祖の幻影が映っていた。


アニムス1.28
アニムスはゲームでもおなじみの遺伝子記憶が追体験できる装置。
ゲームではベッドや椅子に寝る形で使用していたが、映画は見た目の派手さを重視しロボットアームで先祖の動きを実際に行わせる形になった。
撮影現場を見学したゲーム開発チームは「これ今度のゲームに出そう」と話したらしい。
アニムス4.3
今回のアニムスはver4.3だ。腰にロボットアームを装着し、先祖の動きに同期した動きを再現できる。使用するには脊椎に機械を刺さなければいけない。(先祖のレリック(遺物)も必要?)

小説の"Assassin's Creed Heresy"には、ロンドン支部で開発中のマイナーチェンジ版アニムス4.35が登場する。脊椎への挿入が必要なく、頭痛や吐き気も完全に抑制できるものを目指して開発されているが、先祖の記憶への没入力が低い。




そして過去編。スルタンの息子を誘拐する騎士団と戦うアサシンのシーンだ。
スルタンと言われると、リベレーションのスレイマン王子たちを思い出す人もいるかもしれないが、これはイスラム圏での王の呼び名であるため、グラナダの王であったムハンマド12世も映画ではスルタンと呼ばれている。

ここで少し歴史の解説。
左からイザベル女王、トマス・デ・トルケマダ
フェルナンド2世。
映画の舞台であるスペインは、レコンキスタによる国家統一が完了目前まで来ているところである。
ムハンマド12世
映画では単に「スルタン」と呼ばれる
レコンキスタは、キリスト教国がイベリア半島を再征服するために700年以上続けていた運動である。1492年、イザベル1世とフェルナンド2世が結婚し統一国家スペイン王国が誕生した。
映画の冒頭はこの統一の1年前。スペイン・アンダルシア州のグラナダで行われた包囲戦。最後まで抵抗するナルス朝の王ムハンマド12世を黙らせエデンのリンゴを奪うため、テンプル騎士団は王子を誘拐しようとする。
このシークエンスでは、追い詰められた王子が潜伏している村を突き止めたテンプル騎士団と、彼を守ろうとするアサシン教団の戦いが描かれる。

トマス・デ・トルケマダによる異端審問。
本来は戒律を守らないキリスト信徒に行う身内へのオシオキ的な行為だったのだが、彼らは異教徒を焼き払うために異端審問を行った。教皇は乗り気ではなかったが、とあるスペインの枢機卿の強い後押しがあってこれは行われた。その枢機卿こそゲームファンにはおなじみ、後のローマ教皇にしてテンプル騎士団総長、ロドリゴ・ボルジアである。(テンプル騎士ってこと以外全部史実)
スペインの異端審問はテンプル騎士総長ボルジアがトルケマダに指示したアサシンと騎士団の長い戦争の一部であったのだ。
この史実とSFの混ぜ込みの巧さこそ「アサシン クリード」である。




集まったアサシンたちは群衆の中に紛れ込み機会をうかがうシーン。
武器を持ったフードの連中が群衆の中で騒がれないおかしさも含めてゲームのようで完璧である。
「王子をかくまっていたのは私だ」と名乗り出た男はディエゴというアサシンの協力者。
テンプル騎士のオヘダは、彼を殺す代わりに家族を殺すことを部下に命じるがディエゴは微動だにしない。
彼が群衆の中のアサシンを指差して叫べばみんな助かるのにそうしないのは、アサシンがなんとかしてくれると信じているからだろう。

オヘダはテンプル騎士のリーダー格で通称「黒騎士」と呼ばれる巨漢の男。
アギラールの両親はオヘダに捕まり異端審問で火あぶりになった。
彼はアギラールの宿敵であり復讐の対象なのである。
小説にはオヘダの特徴として「ダークブラウンと蒼のオッドアイ」という記述がある。
これはゲームに登場する先駆者ジュノーの夫だった人間アイータの生まれ変わりである「賢者」が有する特徴と一致する。
これが意味するところは今の所わかっていない。

3/22追記
小説の表記では確かに賢者だが、UBISOFT公式側の見解では賢者でない模様。



ヒゲが賢者っぽい?

ジョン・スタンディッシュ
テンプル騎士のフランソワ・トマ・ジェルマン









マヤにある賢者の石像










今作のゲーマー向け大出血サービスシーンがアラン・リッキンのオフィスだ。
彼のオフィスにはアサシンや騎士団の遺物がたくさんコレクションされている。
どうやら彼は「騎士団のグランドマスターである自分の手元に偉大なアサシンの遺物がある」という状況を楽しむ趣味があるらしい。

自分で画像を作る時間がないのでATAの引用

この他にも、騎士団にとっては伝説のアイテムであるロベール・ド・サブレの十字軍旗なども収められている。
映画の武器小道具職人がゲームのファンで気合いを入れて作ってくれている。
壁には騎士団の本部や興味がある地をマーキングした地図などもあり、早くブルーレイで一時停止したい。

ちなみに、アラン・リッキンがボタンを留められないのは関節炎だからである。



舞台が変わってロンドン。
アラン・リッキンは長老会の議長エレン・ケイから呼び出しを受けた。
彼女はリッキンにアブスターゴへの予算の打ち切りを宣告する。
ここからリッキンはカラムのアニムス使用を急がせるようになる。

ずっとゲームで最高位のテンプル騎士として君臨してきたアラン・リッキンの上司がまさかの登場。
しかも演じるのはご当地フランスの大女優シャーロット・ランプリングだ。

軽くテンプル騎士団の序列にも触れておこう。
騎士団の中でもベテランは、上級騎士という一つ上の位を貰える。
その上級騎士の中でも選ばれた9人しかメンバーになれないのが「至聖所」という集まり。
その至聖所の意見を更に上位の騎士に伝えるのが、アラン・リッキン含め3人存在する「ガーディアン」の称号を持つテンプル騎士。そのガーディアンだけが連絡を取れるという「ジェネラル・オブ・クロス」というものが存在する。映画に初登場した「長老会」はこの「ジェネラル・オブ・クロス」とは別物のようだが、「ガーディアン」のリッキンより偉いということは相当のものである。



何もない部屋でカラムはアギラールに首を切られる幻影を見る。
その直後、部屋にソフィアが入ってくる。
彼女はカラムに流入現象や遺伝子記憶の説明を行った。
さらなる説明を求める彼を、ソフィアは自分の研究室へ案内する。
そこには研究対象のアイテムがたくさん保存されていた。
ソフィアと研究や家族の話をしたカラムは食堂へ向かう。



流入現象はアニムスを使用した時の副作用。長く使いすぎると発生するが、映画では1回使っただけで発生していた。
ロボットアームのアニムスは強力な没入感と記憶の再現が分副作用も大きいのだろうか。(映画は尺がないからとは言ってはいけない。設定をつけるのだ)
流入現象について詳しくはこの動画で解説されているので見てほしい。(実際の現象発生は動画後半)





ソフィアは母親がアサシンに殺されたことを話し、カラムは自分と同じ境遇の彼女に親近感を覚える。
ソフィアが生まれたのは1980年。
これはウォーレン・ヴィディック博士がアニムスの研究を始めた年であり、4歳で母を失った彼女はアニムスの進化と共に自分は成長したと考えている。
そんな彼女がアニムス4.3を設計したのは、運動感覚が記憶に与える影響に着目したからだ。
「書いて覚える」のように、寝て見るだけよりも動いた方が記憶との強い結びつきが生まれ、質が向上するという理論である。
そしてこのアニムスの画期的なところは、周囲の観測者もホログラムにより立体的に起こっている記憶を見ることができるというところだ。

小説の93ページに「ロンドンの新任歴史研究家が、騎士団員も全員アニムスに入るべきとうるさい」という記述がある。
これは同じ作家が手がけた"Assassin's Creed: Heresy"に登場したサイモン・ハサウェイの事である。(ショーンがシンジケートで殺したイザベル・アーダントの後任になった歴史家の上級騎士)
この小説ではサイモンが彼自身の記憶を追体験するお話になっている。
その結果、彼はアラン・リッキンのオフィスにあるコレクションから秘宝を盗む凶行に走るのだが・・・長くなるのでこの話はおしまい。

そしてカラムの話。
彼が父に母を殺されて人生が狂ったことはもう説明されたが、彼の人となりを伺うシーンは他にもある。
CALのAがアサシンのシンボルになってる
ソフィアのオフィスにはカラムに関するデータがそろっている。
過去の写真や新聞記事、先祖の家系図までびっしりと。
ここで語られるのは彼がポン引きを殺した事件のことだ。
彼がバーで未成年の娼婦に暴力を振るうポン引きがいるのを目撃した。
父が母を殺したことが起因しているのか、女性が暴力を受けているところを見ると我慢ができなくなるカラムはそのポン引きを死ぬまで殴ってしまう。(ここ重要)
このことが原因で逮捕、この30年の間、大なり小なり事件を重ねており死刑判決を受けてしまい、今に至る。

ゲームと違い悪人が主人公ということを監督は特徴にあげていたが、一応過去の出来事など同情の余地は残されているというわけだ。



オタクなので細かいところが気になるのだが、映画のセリフではリンゴが一つしかないように聞こえる。
エデンのリンゴはたくさんあるし、テンプル騎士団も既にいくつか所有している。
なので「必ずあるはず」というセリフに「いや昔持ってたよね君の組織」と思ってしまう。

現在判明しているリンゴは7つある。

第1のリンゴ:アルノ・ドリアンからエジプトのアル・ムアリムに送られ、ナポレオンが所有し皇帝になった。その後フーディーニが所有していたが、騎士団が殺して奪った。(現在どうなっているかは不明)

第2のリンゴ:第1作目に出てきた聖杯の中のリンゴ。アル・ムアリムからアルタイルに渡り、エツィオが発見後、経緯は不明だがエリザベス女王やガンジーを経て騎士団の手元に。しかし実験の失敗で破壊されてしまった。

第3のリンゴ:このリンゴは代々アメリカ大統領に受け継がれている。大統領はみんな騎士団の手先であり、リンゴで色々悪いことをしている。唯一ケネディだけは違ったが、暗殺されリンゴは奪われてしまった。ケネディ暗殺の多くの不可思議な現象は暗殺に用いられた第1、第2のリンゴの力によるものである。

第4のリンゴ:初めての観測は10世紀ごろの中国の絵画。次に姿を現したのはニコラ・テスラが無線による電気や情報の通信ができる世界を作るために使用した時。しかし完成前にテンプル騎士のエジソンによって奪われてしまう。その後ヘンリー・フォードがリンゴの力で自動車工場の労働者を低賃金で働かせた。フォードとエジソンはテンプル騎士の隠れ蓑にするためアブスターゴを設立。このリンゴはヨーロッパで戦争を起こすためにヒトラーに送られたが、ヒトラーはアサシンに殺されリンゴを奪われた。その後どうなったかはわかっていない。

第5のリンゴ:紀元前75010年、太陽フレアによる滅亡を防ぐため先駆者が宇宙へ打ち上げたリンゴの一つ。その後リンゴは月に落下し、アポロ計画で送り込まれたアームストロング船長によって回収された。彼はテンプル騎士の手先だったのだ。

エツィオのリンゴ:2やブラザーフッドで奪い合ったあのリンゴ。コロッセオに封印したものをデズモンドが発掘し、アブスターゴに誘拐された父を助けるのに使用した。

アギラールのリンゴ:映画に出てきたあれ。コロンブスに渡したが現代で騎士団に回収された。その後カラムが奪還。



そしてカラムは食堂へ。
食堂では他のアサシンの子孫たちが遊んだり食事をとったりしていた。
ここでカラムはムサというアサシンと出会う。
彼は200年前に死んだバプティストというアサシンの子孫で毒使いなのだという。
周りのアサシンの子孫たちは皆カラムがどういう人間か見極めようとしていたが、カラムはアサシンなんてどうでもよさそうに食事をとっていた。

ステーキを注文したカラム。
ここはサービスの行き届いた施設なので、ステーキもレア加減で出てくる。
ステーキを食べたカラムは口いっぱいに広がる肉の中の血の味に触発され流入現象が発生する。











ここで気になるのはやっぱりリンゴ。
エデンのリンゴを守るのは俺たちだとアサシンの道を説くムサ。
「これはあんたのだ」とリンゴを手渡すエミール。
信用できないとリンゴを奪おうとするネイサン。
三者三様のアサシンたちだ。














ここでアサシンの子孫を紹介。

ムサ:レディリバティで登場した裏切りアサシンのバプティストの子孫。彼が持っていた細い棒は先祖から受け継いだブードゥーの毒の吹き矢と思われる。器用でスリと手品が得意で、捕まる前はそれで生計を立てていた。ここでは5年目。最初は裏切り者の子孫らしく騎士団に協力していたが、見返りがないためアサシンの味方をすることに。現在はリーダー役を担っている。


エミール:髭面丸顔。カラムと同年代の男。彼は中東のアサシンだったユスフの子孫。他の男性陣と違い先祖は裏切り者ではない。それどころか伝説のエツィオ・アウディトーレの盟友だった偉大なアサシンの血を引き継いでいることを誇りに思っている。小説では彼のアニムスセッションのおかげでユスフのキャラがかなり掘り下げられた。



リン:中国のシャオ・ユンの子孫。演じた人は女優ではなく本物のカンフー使いで大会にも入賞してる格闘家。





ネイサン:4に登場したダンカン・ウォルポールの子孫。喧嘩っ早い不良だったが、先祖の記憶で卑劣なダンカンの記憶を体験。バプティストと違い、ダンカンは裏切るに足る正当な理由がない本当のクズ。2度とアニムスに入りたくないと思うほどダンカンが嫌いであり、彼に似ている自分も嫌い。ムサやエミールのようないい人になりたいと考えている。なので裏切りに敏感で、カラムのことも人一倍注意している。



他にもララというティーンエイジャーがいたのだが、彼女のシーンはどうやらすべて削除されてしまったらしい。それ以外にも、監督が「アサクリには欠かせない要素なので出す」と言っていた「鷹の目」もなかった。ユスフとバプティストの登場も予告されていたが無しになった。追加撮影などの件もあり、このバージョンに行き着くまで相当の試行錯誤があったのだろう。
ちなみに予告編でも、新しい方ではララが削除されいる。

本作のブルーレイには特典映像が90分以上収録されるらしく、アクションシーンのメイキングや削除シーンなど、今から期待値が高い。
ちなみに先日公開されたサンプルでは、アサシンの反乱シーンが全く違う結末を迎えている。
ララも存在し、ネイサンが死なない。
そして、ユスフが登場する。

本編で一切のシーンを削除されたララ
生き残ったネイサン
後ろにユスフがいることがわかるシーン



追い込まれたアランはカラムをアニムスに戻せと指示するが、ソフィアはカラムの回復がまだということでそれを拒む。
まるでルーシーとヴィディック博士のようだ。
ゲームではヴィディック博士に催促する立場だったリッキンが直接この指示を出している姿はかなりブーメラン的な面白さがある。

幻影に苦しむカラムはぶん殴られ、無理やり2度目のアニムスセッションを開始する。
ここで彼が叫んでいるのは、少年時代の「あの日」に聞いた「クレイジー」。
2度目のセッションは捕まった後のアギラールの記憶。
異端審問の刑場で火あぶりになる寸前のシーンだ。
ロープランチャーで命拾いした後、彼と他のアサシンは捕まり数日間が経っていた。
導師ベネディクトとマリア、そしてアギラールは鎖で柱に結ばれた。
トマス・デ・トルケマダは高らかにお言葉を叫び、その後ろにはイザベル女王とフェルナンド2世が座っている。
導師が焼かれた直後アギラールは鎖から脱出。
マリアを助け、その場にいる兵士を切り倒していく。
そして待ちに待った逃走シーン。
追い詰められたアギラールはイーグルダイブを行うが、ここでセッションが途切れ、カラムは痙攣して意識を失う。



2度目のアニムスセッションはぶん殴って放り込む荒っぽいセッション。

この時のカラムのストレスは相当のものだ。
アニムスの記憶の追体験はただ起こった出来事を体験しているのではない。
その先祖がその時感じた感情も同じように体感している。
ただでさえストレスを感じているカラムの中に、目の前で導師が燃やされ肉の焼ける臭いが立ち込め、尊敬する先輩にして愛するマリアと自分も殺されようとしているアギラールの感情が流れ込んでくる。
その時カラムの中に、アギラールの中にあった「何か」が目覚める。
完全にシンクロしたカラムは機械に操作されているのとは違った動きを見せる。
しかし、イーグルダイブの瞬間。
我に返ったカラムはシンクロへの拒否反応を示す。
その結果シンクロが途絶。
神経系が壊れ、痙攣を起こしてしまった。

個人的にこの映画でもっとも完璧と思えるシーンは、殴られてアニムスに繋がれてからイーグルダイブでセッションが途切れるところまでの一連の流れである。
この部分だけをトリミングしてなんどもループ再生したいくらいに完成度の高いパートであった。


美しい

まずアギラールが見事な宙返りで脱出。
カーゼル監督の風景シーンなどの美術センスは素晴らしいが、弧を描くようなアクションの美しさも最高。
黄金の回転でもしてるのか。
アリアン・ラベドのアクションも素晴らしい






二人のコンビネーション攻撃はもっと見たかったと思うシーンの一つ。
マリア役のアリアン・ラベドは95%ものスタントを自分でこなしたらしい。
ちなみに彼女はゲームのアサシンクリード2が大好きだ。



ゲームの斧投げ


斧を投げて油の樽を壊し大爆発を起こした隙に逃走。

この斧の投げ方がアサクリっぽくてリスペクトを感じる。




そして始まる逃走シークエンス。
本物のマルタ島の歴史地区の建物で撮影したパルクールは本作の見せ場の一つだ。
ワイヤーなし。ドローンカメラがかっこいい。
予告でもおなじみのナイフ投げ
槍の大立ち回り。ここの撮り方が一番上手かったと思う
劇中にいくつかあるロープを走るシーンも本当の曲芸だから恐れ入る
これも止まらなくなりそうなのでこの辺でやめる。
途中で藁先輩の熱い友情出演があり感動した。

そして生身でワイヤーもなく本当に38mから飛び降りて撮影したイーグルダイブ。
手の開き方から飛び込みの姿勢、身体の回転するタイミングまで完璧にゲームのイーグルダイブをコピー。
その描かれた弧の美しさは芸術のソレに近い。
背景がCGなので飛んだ意味はあるのだろうかという話だが。
誰が見ても本当のイーグルダイブ
もはやこれは結果よりも過程が大切な話なのかもしれない。
飛ぶ必要はない。でも飛びたい。じゃあ飛ぼう。
それだけの話なのだ。(実際最初は6mでいいって話だったのにスタントマンのダミアン・ウォルターズが「絶対38mで飛ぶ」と頑なだったらしい)

監督の本作での目標に「アサシンが人間である事を感じてもらう。スーパーヒーローではない人間もこれほどの事をやれるということを見て感動してもらいたい」と語った。
予告でメイキングを流したりプレミアイベントで実際に飛ぶパフォーマンスをするなど、生身のアクションにまつわるプロモーションはバッチリ行ってきた。
「全部本当にやったんです」という前提を観客に持たせ、ゲームの超人的アクションは人間でも出来る事を証明して感動させることが目的だったとしたら、十分伝わったよ。(事前にあまり見てない人にはどうだったかは知らないが)

実際ワイヤー自体は使っているが、ほとんどがいざという時の命綱程度に留まっているのには驚いた。
ワイヤーのないアクションは重力などの働きが自然なのですぐわかる。
この映画は重力に対する人体の反抗を最大限に活かしているようだ。




そしてアニムスセッション終了。
ストレスを受けすぎたカラムの体が拒否反応を示し、シンクロが途切れてしまった。
精神が身体から分離する現象である。


ウェポンXの手術を受けるマグニートーではない
神経がおかしくなりそうになったカラムはギリギリのところで助かるが、もうアニムスには入りたくないと感じている。
そんな彼を慰めようと、ソフィアは保管されたレリックを彼に渡す。
それは、八芒星の中にアサシンのシンボルが刻まれた母親のネックレスだった。
しかし、これは彼にとって嫌な記憶でしかなく、「盗んだのか」と怒りを見せる。
ソフィアは「あなたのお母さんをアサシンから助けるために現場に向かった」と説明。
彼女の言葉に嘘はないが何かが欠けていると感じたカラムはその場を去ってしまう。

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部屋に戻ったカラムはまたアギラールの幻影と出会う。
どうやら彼はカラムを鍛えているらしい。

アラン・リッキンは作業の進捗の悪さにイライラしていた。
そして監視カメラに映る幻影と組手をするカラム(実際は一人で舞っているようにしか見えない)を目にしたマゴワンに「怪物を育ててる」と言われ、自ら彼をアニムスに誘導することを決める。
彼はカラムの部屋に行き直接会話を交わす。
そして彼をとある部屋に案内した。

一方ソフィアは、ムサの健康診断を行っていた。
彼に「ここから出してくれ」と言われたソフィアは返答に困る。
それはムサがここから出られないと気づくには十分な答えだった。
ソフィアがカラムと父が会話している映像を見ている隙に、彼は展示ケースから得意のスリで煙玉を盗み出す。

カラムがアランに連れてこられたのは「インフィニティルーム」と呼ばれる部屋だった。
アニムスのセッションに逆らい続け、精神が分離してしまった人の隔離病棟である。
この人間「だった」ものたちの前でアラン・リッキンは、カラムに彼の父のアサシンブレードを見せこういった。
「彼はここにいる」

部屋に戻ったアランに、ソフィアは怒りをあらわにする。
アランは「長老会の会合までにリンゴを見つけたい」というが、それは残る時間が二日もないことを意味していた。

父親と再会したカラムは彼を殺そうと考えていた。
しかし、精神が分離したはずの彼の口から出た言葉の数々はカラムを驚かせた。
とりわけ、エデンのリンゴに関する話は衝撃的だった。
天使のようなソフィアが欲するものがそんな危険なものだとは。
カラムは「教団も何もかも全て俺がリンゴを見つけてぶっ壊してやる」という。
しかし、アニムスで精神が分離してもなお自分の心を保ち続ける父の強い姿には何かを覚えたらしく、形見のネックレスとブレードを渡し部屋をあとにした。

アニムスルームへ向う途中、カラムはネイサンから襲撃を受ける。
「お前は教団を滅ぼす気か!」と叫び連行されるネイサン。
それでもカラムはアニムスへと向かっていった。



カラムに見えるアギラールの幻影。
どうやらこれは彼を鍛えているようだ。














アニムスに逆らい続け精神崩壊を起こした患者が集まるインフィニティルーム。
そこで再会した父親は30年間ここで暮らし、精神崩壊してもなお心を保とうとし続けていた。
母親の中に眠るアギラールの記憶を奪われないよう殺したと説明する父。
かあさんに自由意志はなかったが俺は違うというカラム。
先祖代々受け継がれてきた教義や思いをカラムが知る割と重要なシーンのはずだが、「死体から回収したDNAでもサンプルとして利用できたよな・・・」と思ってしまうのがオタクの辛いところだ。(これには30年前だしアニムスもそこまで進化してなかったんやろと自己解決した)

待ち望んだ父への復讐をこらえたカラム。
彼の中には、オヘダに復讐したい気持ちを抑えて王子を救う任務を優先したアギラールの心が既に投影され始めているのかもしれない。



リンゴを見つけるために自分の意思でアニムスに入ることを決意するカラム。
彼はリンゴを見つけて暴力を根絶する気になったのかもしれない。
母が父に殺されるような。
自分のような子供が二度と現れない世界にするために。

そんな彼を襲撃する裏切り絶対許さないマンのネイサン。
彼は裏切りに人一倍厳しい。



アニムスルームに入ったカラムは服を脱ぎ捨てると「俺をアニムスに入れろ」と命令する。
既に彼の立ち居振る舞いはアサシンのような優雅で誇り高い姿勢になっていた。
「アサシンの由来を知っているか?」と警備主任のマゴワンが珍しく自分から話しかける。
アサシンは敵ながら、その高潔なところは尊敬しているがお前は全くそうじゃないと語るマゴワン。
「それを確かめよう」と、自らユニットを脊椎に突き刺すカラム。
「これは私の人生をかけた仕事よ」と話すソフィア。
「これは俺の人生だ」と返すカラム。

そして時代が遡り陥落したグラナダへと舞台は移る。
大軍が進撃する道の上をいくアサシン。
アギラールはマリアが両親から受け継いだという、八芒星の中にアサシンのシンボルが刻まれたネックレスを受け取る。

トマス・デ・トルケマダは王子を連れてムハンマド12世のところへ現れた。
王はアサシンの同盟ではあったが、その守ってくれるアサシンは皆殺しにされてしまった。
息子を助けるため彼はエデンのリンゴを差し出してしまう。
騎士団がリンゴを見て悦に浸っているその瞬間。
アギラールとマリアは煙玉を投げ込み突入。
雑魚を殲滅しオヘダとトルケマダだけが残った。
そしてアギラールはリンゴを奪うと、トルケマダを殺そうとしたが、煙の向こうではマリアがオヘダに人質にされてしまっていた。

マリアを見捨てれば教団を、師の悲願を達成できる。これまで信条を一番に考えてきたアギラールとマリアだったが、アギラールはここで迷いを見せてしまう。
そんな彼を見たマリアは一瞬喜び、オヘダのナイフを自分の首に刺した。



3度目のアニムスセッション。
マイケル・ファスベンダーの脱衣サービスシーン解禁。
囚人であることを示す服を脱ぎ捨て、「自分」である裸になるカラム。
光る肉体が眩しい。

自分の意思でアニムスに入る彼の姿はもうほとんどアギラールに見える。

そして陥落したグラナダになだれ込む騎士団。
二人を残して全滅したアサシンは、計略を練りリンゴを奪取した。
しかし、信条を大切にするマリアは自らの命を簡単に捨て、死んでしまう。

アギラールの母のように、カラムの母のように、信条のために死ぬ女性を見たカラムは覚醒する。
アギラールと完全にシンクロした彼の戦いっぷりは、完全にアギラールとなっていた。
心の底から彼にシンクロすることで到達する領域。
しかしオヘダは強い。
追い込まれ諦めかけたアギラールだったが、隣に倒れるマリアが微かに動いていることに気づく。
気力を取り戻したアギラールは、マリアの仕込みブレードを飛ばしてオヘダの隙を作る。
オヘダにブレードのラッシュを叩き込みトドメを刺したアギラールは逃走を図る。
そして、橋に追い込まれたアギラールはトルケマダの誘いを断ると、数十m下の川に向かって飛び込んだ。

完全にシンクロし、完璧な着地を決めるカラム。
その衝撃でロボットアームは損壊。
しかし完璧なイーグルダイブを前に誰もそんなことは気にしていなかった。



女に対する暴力許せない装置のカラム・リンチ覚醒。
オヘダを倒したいという意思がアギラールと重なりシンクロ率を高めたように見える。
橋からイーグルダイブし、着水の直前にナイフを投げる動作。
あれは水の表面張力をナイフで破り、その隙間から着水することで衝撃を和らげているらしい。(かっこいいと思ってやってるのかと思ったけど違った)



カラムの襲撃が失敗し、アサシンの子孫たちは独房に入れられていた。
さらに数人は内なる先祖と会話し、カラムを襲うのは間違いではないかと思い始めていた。
談話室に行くことを許されたリンとエミールは、ムサと話しある決定を行った。
そしてリンは舞い、守衛の気を引き始めた。
彼女はシャオの記憶を体験したことにより、彼女の舞踊の能力なども引き継いだようだ。



ロボットアームが破損したにもかかわらず、カラムはシンクロを維持していた。
そして舞台はアンダルシアの軍港へ。
アギラールがリンゴを預けに来たのは、なんとクリストファー・コロンブスだった。
アサシンの友であった彼は、それを墓まで持って行くことを約束する。
コロンブスの墓にリンゴがあることに気づいたソフィアは、部下に墓の位置を調べさせた。



最後の最後にコロンブス登場。
ここで一つ話していなかった重大な事実を書きたい。

発表当時から「まだゲームになっていない異端審問を描く」と言われ続けていたこの映画ですが・・・。

「実はゲームになっています」

日本では未発売の"Assassin's Creed 2: Discovery"というDS、スマホ向けに発売されたゲーム。
これは1491年に、エツィオ・アウディトーレがスペインを訪れるという内容。
小説だと映画の舞台は1491年なのですが映画内では1492年なので、これは映画の1年ほど前という設定。
エツィオとトルケマダ
シークエンス12終了後、サヴォナローラを探していたエツィオの元にコロンブスを守ってほしいという依頼が入る。
コロンブスは新世界への航海をテンプル騎士に反対され、命を狙われていたのだ。
ボルジアも絡んでいることを知ったエツィオはこれを承諾。
その後なんやかんやあってスペインのアサシンのピンチを知ったエツィオは、海を越えた旅に出ることを決める。
その後、捕まっているアサシンを助けたりトルケマダと対面したり色々あってイタリアに帰るというお話。

あの映画に出てきたスペイン支部のアサシンたちはエツィオに救われたと言う設定なのかも。
もしかするとコロンブスがアサシンと同盟関係なのも、つい最近エツィオに助けられたことが関係しているのかもしれない。

出演はしなかったが、彼の存在を感じることはできるというわけ。




リンが躍りで陽動している隙に、ムサは守衛の眼の前で煙幕をぶちまける。
それを合図にアサシンたちは一斉に暴動を開始した。
その隙にエミールは警備室を簡単に制圧。
ネイサンらがいる独房を解放した。

暴動の気配に気づいたソフィアだったが、そんなことはどうでもよくなっていた。
目の前のホログラムに、たくさんのアサシンが映し出されていたからだ。

一人は1943年ごろの米軍服を着ている。
もう一人は第一次世界大戦ごろのオリーブ色の歩兵軍服。
別の一人はフランス革命時代。
アメリカ独立戦争時代のアサシン。
イギリス清教徒革命時代のアサシンもいた。
彼らが記憶の一部なのか、それとも別のものなのか、なぜここに出ているのか、ソフィアには全くわからなかった。

科学者のソフィアには大発見だったが、テンプル騎士のアランには危険の兆候だった。
彼は施設の患者の処分と、自分と娘の脱出を命じる。

ジョセフ・リンチはインフィニティルームで唯一刑法に気づいていた。
息子と再会し、会話できた。
バトンを受け渡し満足した彼は、妻のように信条にその身を捧げることを喜びながら最期の時まで守衛を倒し続けた。

たくさんのアサシンに囲まれたカラムに、一人の小柄なアサシンが近づいていった。
フードの中にはよく知る母の顔があった。
カラムの母との時間を羨ましく感じるソフィア。
アサシンの中にソフィアを見つめる影が一つだけあった。

なんとそのアサシンはソフィアの顔をしていた。

マゴワンに連れて行かれるソフィア。
人生最大の謎を前にして無理やり脱出させられてしまったのだった。



たくさんのアサシンが出てくる衝撃の展開。
一人だけどう見てもアルノ・ドリアンなアサシンがいたが、フランス革命のアサシンという表記が小説にあったので可能性が高まった。

3/22追記
あれはアルノでカラムの先祖の一人であることが確定。


表記では最近の戦争時代のアサシンも多くいた。
彼らはこのポスターになっているアサシンたちだろう。
昨年このポスター発表時に色々予想をした。

この予想はどうやら当たりだったようだ。
清教徒革命、いわゆるピューリタン革命だが、これについては全然詳しくない。
まだまだ歴史の勉強が必要らしい。

その中でもソフィアの顔をしたアサシンがいたのが謎である。
ソフィアはアサシンの家系なのか?
彼の父はテンプル騎士の総長だが、妻についてはまだ何も明かされていない。
どこかでつながりがあるのだろうか。
少なくとも映画中随所に散りばめられていたアランのソフィアに対する父の愛は本物である。



ムサとリンは廊下を激走しアニムスルームに到達する。
エミールがドアを開けるとそこにネイサンも合流した。
守衛は警備室のガラスを叩き割って侵入。
エミールを殺してしまう。

カラムは目の前の母の幻影とアサシンの信条を唱える。
母の後ろには若い頃の、全てがおかしくなる前の父の姿もある。
アサシンたちの幻影が消えると周囲に仲間が立っていることに気づいた。
彼らは思い思いの武器を手にする。
ムサは毒の鉤爪のついたガントレットと長い杖を。
ネイサンはアサシンブレードとユニティに登場した剣を持つと高貴な貴族のようになった。
リンはアサシンブレードのついた靴を履き中国剣を手にした。
彼らはなだれ込んでくる守衛を次々となぎ倒していった。
しかしネイサンがやられてしまう。
アラン・リッキンを止めることを思い出したカラムはロボットアームをよじ登りアブスターゴ財団リハビリセンターの屋根に立つ。
彼らを乗せたヘリはもう遠くに飛んで行ってしまった。



なんとも勿体無い展開。
せっかくの新キャラがどんどん死んでしまうのは実に惜しい。
彼らの活躍をもっと見たかったものだ。
ユスフの子孫ということで楽しみだったエミールも見せ場がほとんどなく死んでしまった。
だがユスフのように、味方のために死ねることには誇りを感じていたようでそれはなによりである。

特にネイサン。
卑劣な裏切り者だったご先祖ダンカンが大嫌いだった彼。
皆が自分の先祖の武器で戦う中、彼は一人だけアルノの剣とファントムブレードで戦っていた。
ムサやエミールのような人の良い人間になりたいと思っていたネイサンにとって、フランス革命の時代に困った人々を助けた高貴なアサシンだったアルノは憧れの存在だったのかもしれない。
そんなネイサンもまさかここで殺してしまうとは。
彼の話はもっと見たかった
死んでしまったのが実に惜しい。
削除されたシーンや改変前のエンディングでは最後まで生還していたが、その場合は一体どんなお話になったんだろう。

リンは強い。
とにかく強い。
さすがはテンプル騎士を狩ることが人生の喜びとまで語るシャオ・ユンの子孫である。
彼女の魂がリンの体を使いテンプル騎士殺しを楽しんでいる。
靴に仕込んだシューブレードや中国の剣だけでなくまさかのロープダートまで登場。
優遇されているにもほどがある。




セビリア大聖堂を訪れたリッキン親子は、コロンブスの墓からエデンのリンゴを回収する。
自分の手柄を横取りされたソフィアだったが、長老会の議長閣下からのお言葉にかすかな喜びを覚える。
ロンドンに映った彼らは、そのままテンプル騎士の会合に出席する。
ソフィアはこれから父と秘宝によって起こる事について納得していなかった。
リンゴの使い方による二人の意見の相違は解決していない。
ソフィアは常に科学者であり、テンプル騎士である事についてはあまり気にしていないのだ。
アラン・リッキンは彼女にスピーチの出だしの言葉を求める。
ソフィアは答える。
「我は死神。世界の破壊者なり」



身内のいなかったコロンブスは大聖堂に盛大に埋葬されている。
それまで紆余曲折はあったが、最後はスペインの地に帰ってこられた。
彼は死の直前貧困に苦しんでいた。
それでもリンゴを手放すことはなかった。

ここが追加撮影のシーンかな?
セビリア大聖堂のシーンをイギリスのイーリー大聖堂で撮影したのか。

アラン・リッキンは不器用で残忍だが、一人の父親ではある。
彼は関節炎に悩む年寄りだ。
今後の心配もあり、本当は娘に後を継いで欲しい。
だが彼女は父の期待には答えない。
スピーチの出だしはヒンドゥーの聖典の言葉。
原爆を作り出したオッペンハイマーが引用した一文である。



アラン・リッキンのスピーチが始まり、集まったテンプル騎士たちは熱狂する。
それを外から見るソフィアの前に突然黒いフードの男が現れた。
ソフィアは驚き、カラムが生きていた事に安堵も覚えた。
カラムの「力になってくれ」という申し出に答えを出せないソフィア。
「これが果実です」
アラン・リッキンがリンゴを取り出したその時。
歓声が悲鳴に変わり、アラン・リッキンが倒れた。
なんとか会場に戻ったソフィアは、エデンのリンゴの代わりに小さな青リンゴを持った父の亡骸を目にする。
「リンゴは私が取り戻す。リンチは私の獲物よ」
そして彼女は立ち上がった。
アサシンは必ず全員見つけ出すと。


アサシンたちはテムズ川側のビルの屋上に立っていた。
兄弟たちも共にいる。
広い世界にはまだ見ぬ兄弟がいることもわかっている。
カラム・リンチは深呼吸をし、跳んだ。



ようやくエンディング。
場面はロンドンのフリーメーソンホールで行われる騎士団の会合。
ここでアラン・リッキンは手にいれた秘宝を公開する。
かなりカッコいいシーンだが、原作ファンとしては「リンゴ一個でそんなはしゃぐもんですかね?」と思わなくもない。
とはいえ水を差すのもあれなのでその考えはとりあえずポイした。


カラムのアサシンブレード

カラムがアラン・リッキン暗殺に使ったアサシンブレード
飛行機での移動やフリーメーソンホールのゲートに引っかからないよう、スマホやペンや時計など現代のありふれたものをその場で組み立てて作れるようになっている。
一番目立つのは大きなシルバーのシンボル。
先祖伝来の八芒星だ。

しかし、まさかゲームで長年暗躍し続けた現代のテンプル騎士団のトップが、初実写映画でぽっと出の新キャラに突然殺される衝撃展開。
面白いやら寂しいやら複雑である。

カラムのアサシンブレードの素材。右はアギラール、マリア、ジョセフのブレード。
左にはネイサンが使ったアルノのファントムブレードがある。

劇場で目が追いつかない組み立てシーンをスローで
ついでに他の武器の画像も載せる


ボウガンの模様がすごい

ブレードや剣
マリアの武器





今回のストーリーの根本は「暴力の原因」だ。
ソフィア博士は人生をかけて「遺伝子に眠る暴力的素養の治療」に取り組んできた。
彼女は大前提として、殺人者の先祖を持つ者は暴力的になるという仮説を立てており、カラムを研究して暴力の治療法を見つけようとしていた。

一方、カラムは暴力が日常な「環境」で育ってきた。
母が父に殺され、里親を転々としながら暴力的な裏社会で生きてきた。

暴力の原因は遺伝子か。それとも育った環境か。


カラムとソフィアの恋愛的側面もある。
暴力の世界で孤独に生きてきたカラムと、金持ちで家族もいるソフィア。
対局な二人だが、実は似た者同士ということがわかり、最後には二人の立場が逆転するというのが面白い。
二人の距離が近づいてきたところで父親からの処分命令。
そして離れてしまう二人。

ロンドンのフリーメーソンホールではテンプル騎士の会合が開かれる。
アラン・リッキンはソフィアに「お前はいつも騎士団より科学者だったな」と言われ、暗に老いた自分の跡継ぎを頼まれる。
父が暴力衝動の治療には興味がなく、世界を支配する「リンゴ」のために自分を利用していたことに気づいたソフィアはそれを拒絶する。

ホールの入り口で生きていたカラムと再会。
彼はソフィアに「力を貸してくれ。俺も力になる」と、あの日のソフィアのように語りかける。
失意のソフィアはこれに応えられない。

そしてカラムは「死ぬべき人もいる」と言い残しアラン・リッキンを暗殺。
カラムはアニムスで先祖の記憶を追体験し、信条に生き、リンゴを守る使命に目覚めた。
彼はアイデンティティを見つけ、家族と仲直り。死んだ母とも会話することができ、教団という新たな家族を得た。
そんな彼は正義のため、ソフィアから唯一の家族を奪い、彼女が彼のように父と和解する機会を永遠に奪ってしまった。
そしてソフィアは完全にテンプル騎士になることを決める。

小説版ではかなり明確にカラムとソフィアのお互いの好意が描写されていた。
終始、彼女が仲間になる可能性を感じさせるストーリーだったが、彼女の父を殺しテンプル騎士としてアサシンを倒す使命に目覚めさせてしまったのは他でもない、アサシンの使命に目覚めたカラムだ。

正義の対局はまた正義か。
暴力の連鎖はまだまだ続くらしい。



セリフの意味合いも3回の視聴でかなりわかってきた。

特に騎士団の面々(ベネディクトを火刑に処す直前のオヘダ、演説中のリッキン、最後のエレン・ケイ議長)が口にする「我々ではなく、未来に栄光を与えん」。
つまり、現在の自分ではなく未来のために何かを成そう。という言葉なのだが。
これはアサシンたちも同じ教義を持っている。
三度目のセッション時、マリアはアギラールに「我らの生に意味はない。大事なのは後世に何を残すかだ」と言う。
アサシンクリードシリーズを通して用いられる精神であり、これを映画に取り込んだことは実に素晴らしい。
騎士団と教団が数千年戦っていながら根底は同じであるというシリーズで描かれてきた魅力をリスペクトしている。

描写は薄いが、マリアとアギラールもできてる感がある。
マリアは処刑前に「愛は我々を弱くする」と言った。
息子を愛するムハンマドがリンゴを渡してしまったことがそれである。(そしてそれが責められないことも表現されていて良い)

芸術的素養の強い監督の映画であり、台詞ひとつにも意味のかかって難解なものになっているが、意味がわかるとすごく面白い。






監督は、本作に大きな影響を与えたゲームは1作目だという。
全体的にグレーがかった空気感。
善悪の境目もグレーなキャラとストーリー。
殺しの罪というテーマ。
様々な要素が拾われている。

前述したようなストーリーもそうだが、キャラクターも面白い。

ゲームの主人公デズモンド・マイルズは仲間も家族もいる。人殺しでもない。
対してカラム・リンチは孤独な死刑囚。全く正反対のキャラだ。

カラムは先祖とつながりアサシンになった。
彼は正義を実行するが、そのせいでまた不幸な人が出てしまう。
このどうしようもない負の連鎖もゲーム版アサシンクリードの持つテーマを映画に落とし込んでいる。

デズモンド三部作の色が強い実写映画。
映画は私に「アニムスで先祖の記憶と繋がりすぎると自分自身がご先祖になってしまう」という初期設定を思い出させてくれた。
ムサは自分をバプティストと自称する。
エミールやリンも、それぞれユスフやリンといった自分の先祖と会話をするような描写もあった。というか多重人格で戦闘時に切り替わっているような、とも言える。
カラムはアギラールの身体能力だけでなく心も引き継いだというわけだ。


とりわけ驚いたのが、シリーズの火付け役である2作目の雰囲気で映画を作らなかったことだ。
普通の人が考えたら人気の作品を参考に、楽しいアクションが満載の過去編をベースに映画を作るだろう。
しかし、この監督は違った。
ゲームを全く知らないこの監督は、アサクリの根幹が現代編であること。このシリーズのSF設定が実に合理的なこと。映画向きであることを瞬時に見抜きオファーを承諾した。
そして5年の歳月を経て、この映画を作り出した。


アサシンクリードは、現代の主人公がご先祖の記憶を体験することで自己の確立や使命へ目覚める姿を描く作品だ。
デズモンドがそうであったようにカラムもアサシンになった。
ファンでも過去編のストーリーはわかるが現代はさっぱりという人もいる。
そのような作品でファンでもない監督がそこに気づいてこのような映画を作ってくれたことには感謝の言葉しかない。



しかしまあ、映画全体からは苦労がにじみ出ている。
明らかな尺不足。キャラに「間」を使った演出をさせられない余裕のない編集。
キャラの掘り下げが圧倒的に足りないまま死んでしまったりと惜しいところも多い。
アサクリ好きとしては満点の作品だが、一人の映画好きとしてはイマイチな映画だ。
数十時間で体験するゲームの内容を映画では2時間に収めなければならない。
この無理難題を考えればまあ仕方のないことかと思えなくもない。


公開版のラスト

もうひとつのラスト
特に気になるが、追加撮影などで大幅に変更になったストーリー。
こちらのエンディングでは、ララの出番は確保されておりネイサンも死んでいない。
おそらくこちらは監督の初期の宣言通り、鷹の目や他のキャラのご先祖の出番もあったはず。
いろいろ見せて欲しい映像はあるが、とりあえずララの先祖が誰だったかだけでも知りたい。



また、全く別のエンディングも用意されており、そちらではカラム以外のアサシンはみんな死んでしまうというお話だ。
詳しくは発売されるブルーレイで語られているので、発売を待つ。




だが、監督の目の付け所や知らないゲームに対する熱心な研究。絵画のような美しい映像を撮るセンスは本物。

ぶっちゃけゲームの1作目も大体こんな感じだった。
感情移入できない上に意味不明のストーリー。謎だらけの世界観と専門用語。それを一切説明しない潔さ。かっこいいアクション。
どれを取ってもゲームの一作目と同じである。

UBISOFTの重鎮は、「映画は金儲けのために作るのではない。新たな客層を開拓するために作るのだ」と述べた。
エンタメ色の強い過去編を中心に映画を作れば稼ぐのは簡単だろう。
しかし、上記にある様にこの作品が映画化に非常に向いていると判断されたのは現代編の濃密なSF世界観があったからだ。
この現代編こそがアサシンクリードの真の姿であり、シリーズの世界観を高尚なものにしてくれている。
エンタメという選択肢を捨てて難解な現代を中心に映画を作ったことは「アサシン クリード」を嘘をつかず見せるということであり、真摯な新規層開拓という様に映る。

この映画はわかりにくいと言われているがゲームのほうがもっと難解だ。
映画で広く浅くわかりやすく順番に示唆された設定を、尺は無限にあるがひとつひとつの情報をバラバラに、しかしじっくりと説明してくれるゲームに入ると最初からキャラクターの言っていることがよくわかるように思える。

それに本当に完全なファン向けかというとそういうわけでもなく、よく聞けばちゃんと最低限の説明はしている。理解できるかは別だが。
「ファンにも新規にも楽しめる」を目指して作ったことは伝わって来る。

つまり、映画を見た人がゲームに入りやすくなることを計算されて造られていると言える。(ありがとう監督)


アサシンクリードは例えるなら、現代編という大きな大木に過去編という無数の葉っぱが付いているようなものだ。
一つひとつは小さなもので単体として独立しているが、現代編という大きなパイプを通すと、現代と過去だけでなく過去同士も結びつき、ひとつの大きな銀河が形成される。
その葉は漫画だったりゲームだったり小説だったり様々な形で展開されている。
この映画は間違いなくその葉のひとつと言って恥ずかしくない、素晴らしい仕上がりだ。
三部作予定なので一刻も早く続編を作って欲しい。

ゲームに登場したアニムス2.0
デズモンドたちが立ち去ったローマの隠れ家から持ち出されたのだろうか




もし映画でゲームに興味を持った人。
まだ遊んでないゲームがある人には是非ともいろいろ遊んでもらいたい。(満遍なく広く浅く説明のある映画から、ひとつひとつの情報をじっくり説明してくれる(ただし攻勢がバラバラで意味不明な)ゲームに入ったほうがわかりやすいように感じる)
ファンが増えればその国での作品の扱いも良くなる。
アサクリは10周年だが、我々日本のファンが海外限定版も買えるようになったのは6年目、公式通販で海外フィギュアやグッズが買えるようになったのはつい先月のことだ。
小説やコミックなどの書籍はほとんど翻訳されていない。(この件についてはアサクリタグのついた他の記事参照)
日本でアサクリの待遇がもっと良くなるように教団の同胞を増やす活動はこれからも続く。
この動画は自身の振り返りように作ったものだが宣伝用にいいと反響がある。
もしよかったら布教のご協力をお願い致します。(設定資料集日本語版発売を夢見て)






3/10追記
3/16加筆

映画が公開されて1週間の今日は、海外でデジタル配信が開始する日。
そのためかネットにはこんな衝撃の画像が。
これは食堂でカラムがステーキを食べてアギラールの姿を見るシーンのロング版の一部。
あの時、他人の先祖も見えていたというシーンだ。
一刻も早くブルーレイを発売して欲しい。














ムサの先祖バプティスト。彼の髑髏メイクを再現しているらしい。肩のふさふさやスカーフ、右上腕の爪なども高ポイント。














エミールの先祖ユスフ・タジム。トルコアサシンの衣装の再現度が高い。ヒゲがふさふさ。

















リンの先祖シャオ・ユン。細かい装飾はよく見えないが、黒い衣装や背中の剣、左腕の鎧など再現度が高い。


全身ver



















ネイサンの先祖は裏切りアサシンのダンカン・ウォルポール。青と白に赤の腰紐が特徴の衣装を完全にコピーしている。


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