すをばふのおもちゃ箱

2017年2月24日金曜日

ラ・ラ・ライアン・ゴズリング

今日はライアン・ゴズリングまみれの1日だった。
話題の映画「ラ・ラ・ランド」でカッコいいライアン・ゴズリングを見た。
そんな裏でひっそり放映されている「ナイスガイズ!」でひょうきんなライアン・ゴズリングを見た。
その予告で流れた「ブレードランナー2049」でまたライアン・ゴズリングを見た。
あゝライアン・ゴズリング。
どこにいっても君がいる。
























ライアン・ゴズリングを知ったのは「ドライヴ」だった。
妙に硬派でかっこいいキャラだったような気がする。(一度しか見てない)
「ラ・ラ・ランド」に関しては、ほぼほぼ「セッション」だった。
良い事と悪い事が交互に起こって最後は見つめ合い彼らは何を想うエンド。
もちろん怒鳴ったりどつかれたりはしない。
日本版ポスターのコピー「夢を見ていた」にふさわしい、まさに夢みたいな(だった)恋愛映画だった。
セッションがフレッチャー先生のファッキンテンポに負けなかった男の映画ならラ・ラ・ランドは負けた男の話だろう。(ほぼ嘘)
ミュージカルシーンは演者もカメラ演出も超上手いし元気になる。
エナジードリンク映画とはよく言ったもんだ。(俺に言わせると『見るコカイン』みたいな物騒になっちゃう)
前半はとにかく元気になる。
後半は切ない。死にそう。
そういう耐性ないから辛い。






















最初はラ・ラ・ランドを見た後にナイスガイズ!なんて見て台無しにならないかと思ったけど割とこの順番でよかった。
アホな映画見て元気を取り戻して帰れた。(ミュージカルシーンでも元気になるけどね)
ナイスガイズ!の監督シェーン・ブラックは俺の大好きなアイアンマン3の監督でプレデターのメガネ。












お下品なブラックユーモア映画だったけど、意外とアメリカへの皮肉めいた事も言ってたな。
最初から最後まで用意した要素が全部繋がるのは良かった。
なんだか昔のアクションコメディ映画を見てるみたいだったなぁ。
あと主人公の娘も可愛いかった。
13歳恐るべし。

可愛いで言えば昨年の「ジュラシック・ワールド」でも可愛かったタイ・シンプキンスくん。
アイアンマン3でシェーン・ブラックが気に入ったのか知らないが、ナイスガイズ!にもちょっとした役で登場。
もうリアルに15歳かぁ。
そりゃエロ本も読むなぁ・・・











ラ・ラ・ランドとナイスガイズ!。
偶然どちらも80年代前後を意識した作品だった。
気楽にライアン・ゴズリングを楽しみたい人はナイスガイズ!を。
切ないけど超ハイクオリティなミュージカルやかっこいいライアン・ゴズリングが見たい人はラ・ラ・ランドを見れば良いんじゃないかしら。
どのみちライアン・ゴズリングに会えるね!(全然話題にしなかったけどナイスガイズ!のラッセル・クロウかなり良かったぞ)


この後ちょっとネタバレ






























自分がこの映画にピンとこない理由がわかった。
それはキャッチコピーにもある通り「夢を見ていた」人に刺さる映画だからだ。

映画を見た後に見ると死ぬほど
心に突き刺さる切ないキャッチコピー





















映画のオチを述べると、お互いの成功を祈って別れた二人の関係は自然消滅。
5年後、ヒロインのミアは渡ったパリで女優として大成功し別の男と結婚。
ライアン・ゴズリングのセブは彼女と最後に話した通り、街に残って好きな音楽を続け店を持つ夢を叶えた。
偶然彼の店に入ったミア。
ステージ上の彼と目が合いミュージカル空間に引きずり込まれ、もし結婚していたら・・・という生活が走馬灯のように流れる。
曲が終わり我に返ったミアと旦那は席を立つ。
出口間際で振り返ったミアにセブはにっこり微笑む。(彼女の幸せを祝うように)

まさに夢のような恋の時間を過ごし「た」二人を描いた、終わった恋のお話だったのだ。
批評家や同業など、クリエイター業につく人が絶賛するのはおそらく彼らが経験した過去の恋の気持ちに当てはまり、なおかつそれを描く芝居やミュージカルの演出の完成度が高かったからだろう。
この部分は自分にもわかる。本当によくできた映画だったし、そういうストーリーという事も理解できる。
だがしかし、いかんせん自分にはそういう恋愛経験がないのだ。

自分は全く恋愛をしたことがない。という寂しい面をプッシュしたいわけではない。
自分は今まさに「夢を見ている」年齢の人間なのだ。
ぶっちゃけ恋愛にほとんど興味はない。
しかし、やはりこういうストーリーの映画を見ると、自然と二人のハッピーエンドを想像してしまう。
なのでこの映画のオチはあまりにもビターすぎる。
まだ「夢を見ている」自分には、男女の酸いも甘いも嚙み分けた「大人」な皆さんに発生するであろう圧倒的「共感」が発生しない。
自分はまだガキンチョなのだ。
この映画のすぐれた部分を「理解」はできても「共感」はできない。
だから大人の恋愛を描いたラ・ラ・ランドよりも、少年漫画の熱いバトルみたいなセッションの方が好みなのだろう。

人生の大ベテランな大人の皆さん。
多分、いや絶対面白いと思います。

Blu-ray買って20年後に見るのが今から楽しみだ。


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